水滸伝 15 折戟の章(集英社文庫 き 3-58)

好漢が斃れるとき、どんなヤツだったか思い出せないことがあって、なんだか寂しい。
確かに登場人物は多いけど、それぞれ際だったエピソードがあるから、誰一人忘れそうにないと思っていた。
って、読み始めてからもう一年以上になるのか。そういえばいろんな場所でも読んだなあ。
どうも物語の行き着く先は原作とそう変わらない場所みたいだ。
動機は真反対でも結局は… という、歴史の慣性力の大きさを感じさせる結末になるのだろうか。